花男ファン、声優ファンのみなさまお待たせしました。 7月30日に行われたTBS地上波放送前夜イベントのレポートをお送りします。 イベントにご参加できなかった方はぜひこのレポで、会場の雰囲気をお楽しみください!
開催場所となったシネマート六本木には、平日の夜20時開始にも関わらず、続々と当選者のみなさんが集合。まずは第1話(吹替&地上波放送のノーカット版)を上映、その後トークイベントが行われました。 司会はTBSの向井政生アナウンサー。(以下、向井)簡単な挨拶とドラマの説明後、いよいよイベントスタート!
向井:(挨拶をすませて)ちなみに、当選者は65組130名のところ…なんと応募総数2000通!倍率30倍!みなさん今年最大の運気を使ってしまった感じですかね。
倍率30倍という事実に会場ではどよめきが起こり、一方、舞台袖でも「わー、(イベントの)ハードルあがるな〜」と声優の方々が苦笑いする一面も。 そして、いよいよ声優の方々の登場!
高橋広樹さん、遊佐浩二さん、福山潤さん、野島健児さんの順で入場。 (以下、高橋、遊佐、福山、野島)
向井:いやー、みなさんイケメン揃いで!声優界のF4と呼んでいいですか!?
とすばらしい煽りに観客の方々は大喜び! 声優のみなさんは顔を隠したり後ろを向いたりそれぞれ大照れでした。
高橋:すいません、みなさん…。今1話を見終わった直後、我々が声優界のF4って!?(会場大爆笑)みなさん賛同していただけますか!?(もちろん会場から温かい拍手) ありがとうございます!
遊佐:イケメン揃いと台本には書いてありましたが、まさか本当に言うとは(笑)。
順番に役名を交えて自己紹介&簡単な挨拶の後に 司会の質問にそれぞれが答える感じでトークスタート。
向井:それぞれの役どころと魅力を教えていただけますか?
高橋:道明寺司というのはわがまま放題、他の3人には頼りきってるし、学校の中ではツンツンしているのですが、突然現れたヒロイン牧野つくしによってデレっとなっていく様が25話かけて表現されております。 司は傲慢さとかお金持ちのわがままがベースにあるのですが、途中虫が苦手だったり甘えん坊だったりするところが、韓国版では描かれていますので、そういった点を注意して自分も楽しめるように入れていきました。 これからツンからデレにかわっていく司を楽しみにしてください。
遊佐:花沢類という役はF4と仲はいいのですが、一人でいることが多くマイペースな人なので言葉数は多くはないです。ただ、人の心がわかるところが多いので安心できる人ですね。そういう部分で司との対比でどのようにつくしに関わっていくのかというのを楽しみにしてほしいと思います。
向井:花沢類はすごく優しい人ですよね。
遊佐:優しいですね。 これみよがしではなく、ポツリポツリと人の心を救うような言葉を言いますね。 そういう部分が僕はすごく好きですね。自分にはあまり無いので(笑)。
福山:西門総二郎は陶芸家でして、“釜の神に愛された男”なのですが、F4きってのプレイボーイということで、収録の時に「福山さんはセクシー担当ですから」と言われて冷や汗をかきました(笑)。 彼の魅力は自信家でプレイボーイで歯の浮くようなセリフをさらっと出すのに、時折見せる表情が子供っぽい部分もあったりするので、男の魅力が余すところ無くフェロモンと共に出ている素敵な男性ですね。
野島:美作あきらは総二郎ととても仲が良くて二人でセリフを分け合うくらい、いつも一緒なのですが、総二郎と違うところは、どこか一歩引いて全体を見守っていて、大切なところだけアドバイスしたり行動したりする結構重要なポジションではあります。 重要なだけにあまりしゃべらないのですが(笑)。随所のいいシーンに出てくる感じですね。 そして、優しい人なんですが実はものすごくケンカに強いという実はまだまだ裏側の部分が出てきそうな人ですね。
向井:普段はアニメのアフレコが多いかと思うのですが、韓国ドラマの吹替えをやってみてどうですか?
高橋:韓国ドラマ(のアフレコ)が初めての人っていますか?
福山さん元気良く挙手!
向井:福山さんだけ初めてということで。いかがですか?
福山:今まで外画(外国映画、海外ドラマなどの総称)は何度かあるのですが、まず見た目として我々に近い部分がありますので、言葉や表情のひとつひとつがイメージしやすくて、理解できる部分があってやりやすいなあと感じました。
向井:他のみなさんは何度かやられているのですね。
高橋:そうですね。いくつかやらせていただいてるんですが、福山くんが言った通りお隣の国なのでね。違うのは言語と多少の文化なので、あてようとするとうまくいかないことが多くて。心情を汲み取って演じきるということに集中したほうがよろしいようだ(笑)、ということは経験上ありますね。 なので僕たちもスタジオでの掛け合いを意識してやっています。
向井:そんななかでF4はいかがでしたか?
高橋:司は色々オーバーリアクションが多かったり、つくしにイタズラするときとかにイ・ミンホさんもすごくいい表情をするので自分もやっていてとても楽しいですね。
遊佐:F4を演じれることはとても嬉しいですし光栄なのですが、ここにきてまたプレッシャーといいますか、さらに身が引き締まる思いになりました(笑)。 でも、本当に特殊な設定に最初は面食らう部分もありましたが、僕ら自身もどんどん物語に引き込まれて、毎回台本もらうのがとても楽しみです。
向井:では福山さんはF4をやったことに!(ちょっと強調して)いかがですか?
福山:強調しますね〜(笑)。ただ、“F4”と考えてしまうとプレッシャーを感じるので、 そういう部分はお二人(司&類)にフロントを任せまして、僕はF4の楽しい部分を感じられるんじゃないかなって。ラッキー!と(笑)。 あと、セレブって普段ではあまり身近に感じることではないのですが、いざそういう世界を韓国花男の中でみたら、すごい合ってて。 まさか!と思うようなゴージャスな状況もすごく絵になってて演じていて嬉しかったです。
野島:やっぱり嬉しいですよね。あんなかっこいい人に声をあてられて。 「あれ俺!俺!」って言いふらしたいくらいです(会場ともに笑)。 彼のかっこよさに負けないように、彼のお芝居を壊さないように、身を引き締めて頑張って演じております。
向井:F4を演じてみて、お気に入りのセリフは?
高橋:どれにしよっかなあ〜。 これから話が進んでいくと、びっくりしたり叫んだりするときに「イヤーーッ!」って言います(笑)。なので情けない状況のときは徹底的に情けなく、かわいいときはかわいらしく、ムカつくときは徹底的にとそれぞれ100%でやっております。これからそういう部分が出てきてもあまり驚かないでください(笑)。
遊佐:類は結構好きなセリフが多くて、つくしと二人っきりで話すシーンが多いのでそこを楽しみにしてほしいのですが、 ひとつ言わせてもらうと「エコノミークラスは足がつかえて座れない」というのを、言ってみてええ〜!!(会場爆笑)と。 まあ、言いましたけどね(笑)。
福山:総二郎は結構歯の浮くようなセリフが多いのですが、陶芸をやっているときに入ってきて女性に向かって「この姿に惚れない奴はいない」っていうんですよ。どのツラして俺は言ったんだろうって(笑)。 (もし日常で言ったら)「ちょうウケる〜!」か「はぁ!?」って言われるでしょうね(笑)。
野島:僕は、ないですねえ〜。
ここで、嘘付けー!いっぱいあるじゃん!僕らのお気に入りのあれが!とF3から総ツッコミが(笑)。
野島:いやー、あきらはですね、原作にはあまり出てこないのですが韓国版では英語を巧みに使う部分が多くてですね、特に印象的なのは「ワッツ アップ メ〜ン!」と、セリフの隋所に「YO!YO!」と(笑)。決して面白キャラではないんですけどね。
(会場爆笑)
向井:野島さん自身は英語はお得意なんですか?
野島:いやー、助けてくださいという感じなのですが、もう「ワッツ アップ メ〜ン!」と「YO!YO!」は完璧ですね(笑)。
向井:では最後に、4人いっせいに指差ししてほしいのですが、道明寺司のように自己中キャラはこの4人の中で誰でしょうか? いっせ〜の〜どうぞ!
高橋さんが福山さんを指差すに対して、他3人すべて高橋さんを指差し、会場は大爆笑!
高橋:なんで!?僕はそんなことないじゃ〜ん!!
向井:(笑)他のお三方。どういうところが?
遊佐:そうですねえ、収録の際は1日1回はなにか面白い事をやっていいと勘違いされているようでして(笑)、台本にそんなこと書かれてないんじゃない?とかいうと、「今日ここしかないんですっ」みたいなことをね。
福山:(うなずきながら)そうそう。俺の台本と違う?ってね。
ひたすらうなずく野島さん。
遊佐:なのでね。さっき言ってた「イヤーーッ」もね、それは高橋広樹くんが言ってるんですよ?
(会場大爆笑)
高橋:ち〜が〜う〜よ〜おおおおお!!!あれはディレクターが言えっていったのおお!
高橋さんの必死の抵抗に、さらに会場大盛り上がり。
向井:はい!(淡々と)では高橋さんが一番道明寺司に近いということでね、抽選会に移らせて頂きますね。
うなだれる高橋さんに、向井さんからフォローが。
向井:すいません(笑)。では高橋さんの名誉を回復しておきましょうか?
高橋:作品を!面白くするためですっ!!
(会場拍手)
ここから4名の方に4人のサイン入り台本がもらえる抽選会。 当選カードは赤札仕様で当選番号は座席番号。 高橋さんから順番にカードを引いてもらうのですが、なんと福山さんの引いた番号がF列4番!おおお!と会場大盛り上がり!
野島:俺もF4引かないかな〜。(もうありません)
となごやかに抽選会が終了。
続いてマスコミのフォトセッション。 韓国キャストの等身大パネルを囲む感じで立っていただいたりしつつ撮影。 カメラマンさんのさまざまな指示のなかで「カメラを指差してください」とのお願いに 4人揃って「ワッツ アップ メ〜ン!」と声をそろえて指を差す場面も。 大盛り上がりのトーク&フォトセッションが終わり、第2話が上映。トークの興奮がさめやらぬなか、上映中は所々笑いが起きたり、イベントは無事終。みなさま遅くまでありがとうございました!引き続き、放送をお楽しみに!!
※9月18日発売のDVD-BOX2の特典映像にはアフレコ風景と座談会の様子が収録されているので、ぜひご覧ください。
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